大学生たちはいつも「単位がやばい」と言っていますね。
(私もですが。)
「単位」は大学生未満のほとんどの人にとって
なじみのないものかと思いますので、ちょこっと解説していきます。
単位とは
単位とは、簡単に言うと
「ある講義(授業)に割り振られている点数」です。
何単位か(何点割り振られているか)はシラバス(講義内容付き講義一覧)
に掲載されています。
シラバスは冊子で配られますが、オンライン上で検索することもできます。
進級要件、卒業要件
大学では進級したり、卒業したりするために
条件が設定されています。
進級要件と卒業要件をまとめて「履修要件」といいます。
履修要件では
- この講義は必ず受講しなければならない(必修科目)
- 指定された数種類の講義の中から一定数受講しなければならない(選択必修科目)
- そのほかの条件に従ってある程度自由に受講してよい(選択科目)
が指定され、
必修科目、選択必修科目、選択科目それぞれについて、
「××単位習得しなければならない」
と明記されています。
単位を取るための条件
単位は習得条件が指定されており、一般に
「その授業内容の6割が理解できること」となります。
どの程度を6割とするかは担当教授によって異なるため、
シラバスの「成績評価の基準」をしっかり読まなければなりません。
私が受講した化学工学の講義の成績評価の基準を紹介します。
成績は授業の達成目標の到達度を測る期末試験の点数(100点満点)により、秀(S):90点以上、優(A):80点以上90点未満、良(B):70点以上80点未満、可(C):60点以上70点未満、不可(D):60点未満という成績判定を行う。
期末試験の成績が不可(D)であるものに対し再試験を行う場合がある。ただし、出席・授業態度が良好であり、対になって開講する「化学工学演習」の課題に全て合格していなければ再試験の受験を認めない。
不可を取ってしまうと「単位を落とした」
ということになります。
大学や学部、学科によって少しずつ異なるので
全く同じではないと思いますが、参考になると幸いです。
単位を落としすぎると留年
単位をたくさん落としてしまい、
履修要件を満たせなくなってしまうと「留年」します。
講義が難しいのはもちろんですが、
履修要件を間違える(履修ミスする)ことも大きな原因となっていますので
十分注意して履修してください。