大学における留年は珍しくない(追い詰めすぎないで)

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大学生の娘、息子がいる親御さん、
これから大学生になる高校生の皆さん、
すでに大学に在学中の方、
大学では留年、退学は珍しい事ではありません

特に理系の学部・学科では留年率が3割に達するところもあります。
もちろん留年、退学しない人たちもいるので、気に病んでしまう人もいると思いますが、
一つだけ、「大学の仕組みは留年、退学を生んでしまうものだ」と覚えておいてください。

京都大学が留年について記事を書いているので、後ほど紹介します。

履修管理が複雑

大学では所属する学部・学科ごとに進級要件卒業要件が定められています。
これを満たすように、学生個人が全ての講義の履修を管理しなければなりません。

大学は高校までと違って自由度が大きい半面、
それが要因となって自己管理の難易度が高くなっています

各講義も分類は多岐にわたりますし、
学部・学科・コース(専攻)…と所属も細分化されて、
全く同じ履修状況の友人も少ないか、またはいないということになります。

少しでも不安があれば担任や、連絡先のわかる先生に
すぐに相談することが大切です。

専門科目の難易度

学年が上がるにつ入れて各講義の難易度は上昇していきますが、
第一関門は学部一年での最初の専門科目です。

私は化学系なので、こちらを例にすると、最初から原子の電子軌道の話になります。
高校では触れられもしなかった全く未知の内容になるのです。
親御さんはどうか、高校の授業の難易度とは一線を画すものだと知っておいてあげてください。

大学の講義内容は専門的であまりに細分化されたもののため、
授業に合わせて問題集を買おうと思っても、
高校までのように「自分に合うものを選ぶ」というのはそもそもの選択肢がないため不可能です。

そのような講義を半年間で10個程度履修し続けるので、
どうしてもできない人が出てくるのも無理のないことなのです。

留年を言い出せず自殺

大学に入学して先生がおっしゃられた話の中でも最も印象的なのは
留年、落単(単位を落とすこと)が原因で自殺した先輩がいる
というものです。

そこそこの大学に入学する人たちは、高校まではそこそこ勉強ができた人たちです。
単位を落とすような報告を親にしなければならない状況を経験した人は少ないでしょう。

そんな人たちが、単位を複数落として留年までしてしまったとなれば
言い出しずらいのは当然のことです。

思うに、このような悲しいことを防ぐには学生にこのことを伝えるより、
その親御さんに
大学での留年が必ずしも個人の問題ではなく、
学生本人にとっては命に関わるほどの重大な問題である

と伝える事が必要でしょう。

自分のペースで前進できるよう、責めるのではなく支えてあげてほしいです。

大学は学生の個人情報を守る体制がありあまり具体的なニュースがありませんが、
2017.5.4朝日新聞「男子学生、爆発で自殺図る? 名古屋大学生寮の火災」を載せておきます。

留年を乗り越える

大学で留年しないためには履修の複雑さ講義の難易度に加えて、
初めての一人暮らしという状況もハードルになる場合があります。

京都大学は大学の立場から留年の原因と留年からの脱出方法を記事にしていますので、
軽く要約、紹介していきます。
(原文はこちら

留年を繰り返させる行動や考え方のパターン

1.留年を家族や友人に隠そうとする
2.一挙に挽回しようとする
3.日々の楽しみを自分に与えない
4.卒業しなければ生きていけないと考える
5.時期尚早に「来年から頑張ろう」と考える
6.自分は他の学生より明確に劣っていると考える

留年脱出のためのちょっとした工夫

1.朝、部屋から外に出る苦痛を軽減する工夫をする
2.教室に知人がおらず、欠席時の授業関連情報を入手できないときは
  インターネットや教授に頼る等工夫する
3.普通の生活、潤いのある生活をする

留年・中退たいうキャリア

全国で大学中退者は毎年入学者の約1割、留年は約2割。
留年・中退なく就職した会社に3年以上勤める人は約4割。
→”普通”の経歴の人は半分もいない!

”普通”は普通ではない

世間で言われるような”普通”の経歴は全く普通ではないのです。
大学での落単、留年、中退を嘆くより、
大体のことが若気の至りとして許される学生時代に
自分が無理なく続けられる生活スタイルを見つける経験をして前進するほうが有意義です。

留年、中退を期に自分が苦手なことが社会に出る前にわかって良かった!
これからそれを補う訓練をしていけばよいのです。

気に病まず、処世術を身に着けていきましょう。